余計な荷物をもたない生活をするために、あなたは生活スペースの大部分の点検を終えた。
あなたの生活態度は変化を見せ、また、こんな暮らしになってほしい、モノはどのようにあってほしいという方向も定まってきたことだろう。
そこで、一気に行動に移るために必要になってくるのがアクション・プランだ。
プランは、あなたが生活整理にとりかかってから必要なモノだけが整然するまで、あなたの支えとなる。
わたしは以前、健康維持とフィットネスのために専任トレーナーを雇っていた。
その女性トレーナーーは、ボディを正しく評価するために、鏡の前でヌードになってからだの隅々まで仔細に点検すべきだとつねづね言った。
「上腕二頭筋に筋肉をつけて、ヒップの筋肉は引き締めて、ウエストラインは数インチ削る。
さあ、まぶしいくらい明るいライトをつけて、まじまじ見るのよ!」彼女はよくけしかけたものだ。
トレーナー自身が六十ちかいというのに、締まるべきところはきっちり締まっている肢体には活力がみなぎり、グレーの髪はふさふさで、通りを歩けば人が振り返るほどだったから、彼女の言うとおりにすれば理想の体型も夢ではないと思えた。
持ち物すべての目録づくりも同様と考えてもらいたい。
あなたの家全体、もしくはオフィス全体の持ち物点検ツアーを挙行し、埋もれているものを白日のもとにさらす。
ずいぶん長いあいだ目に触れなかった死蔵品がないか見てみる。
すべてを洗い出すのだ。
各部屋の一方の端からもう一方の端まで順々に点検し、バッグ、箱、引き出し、クローゼット、キャビネットを片っぱしから開ける。
テーブル、ドレッサー、サイドテーブルにのっているものや積みあげてあるもの、床に転がっているものをすべて点検し、目に映るモノたちを心に記録する。
この時点では、片づけたり、モノの取捨選択にかからないこと。
生活スペースもしくは仕事場を単純にチェックするにとどめる。
点検もれのないように、どこもかしこもまんべんなく調べる。
一軒家なら、ふだん使っている部屋はもちろん、屋根裏部屋、ガレージ、物置、地下室など、日頃使わない部犀も隅々まで点検する。
目録づくりとは、いわば実態調査である。
これは、だらしない自分を恥じたり、現状を嘆くためのものではない。
自分がビデオカメラになったつもりで、感情抜きにビジュアルなメモをとるつもりでおこなう。
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